梅雨入り
梅雨らしい日が続いていますね。
授業準備の合間に、ふと万葉集に「梅雨」の歌はあるのだろうかと気になり、
調べてみました。
「秋萩を散らす長雨の降るころはひとり起き居て恋ふる夜ぞ多き」
これは、秋雨前線の時期の歌でしょうか。
「秋の雨に濡れつつ居ればいやしけど我妹が宿し思ほゆるかも 」
これも秋ですね。
「卯の花を腐す長雨の始水に寄る木屑なす寄らむ子もがも 」
「長雨」という言葉があったので、「卯の花」について調べると、
この花が咲くのは6月前後だそうです。まさしく、梅雨の歌ですね!
「梅雨」という言葉は、万葉集どこにも出てきませんでしたが、
「卯の花」「雨」が含まれる歌は、他にもいくつか見つけることができました。
万葉集の時代は「梅雨」とは言っていなかったのでしょうか。
「梅雨」という言葉の由来が気になるところです。
一つ解決すると、また一つ疑問が出てくるものですね。
さて、そんな梅雨も、
期末試験の終わりの頃が、梅雨明けの時期です。
いまはじっとりと気分の乗らない天気は続いていますが、
「楽しもう!」という気持ちを常にもって、
塾も、学校も、部活も、前向きに取り組んでくださいね!